写メ日記にはどのAIを使えばいいか?を調べると、文章のうまさやモデルの性能で並べた比較がたくさん出てきます。
写メ日記に使うなら、その順位はあまり当てになりません。日記は短くて、一度書いて終わりでもなく、出てきた文章をそのまま投稿するわけでもないからです。
見る場所が違います。
決め手になるのは直す手間のほう
短い日記なら、いまのAIはどれを使っても文章の形まで持っていけます。差が出るとしても、文章としてきれいかどうかと、自分の日記として直しやすいかどうかは別です。
整った文章が出ても、普段使わない言葉が多ければ直すことになります。締めが毎回きれいすぎても削るし、長く書かれれば短くする。反対に、最初の文章が少し荒くても、こちらの指示をよく拾うなら直す量は減ります。
比べるのは、出てきた文章の完成度ではなく、投稿できるところまで持っていく手間の方です。
順番をつけるなら、まず指示を使い回せるか。次に履歴と通知の残り方で、ここは使い始めてからでは変えにくいので早めに見ます。スマホで完結するか、入力の扱いを確認できるかが続いて、料金は最後。文章のうまさは、そのあとです。
同じ題材で二つに渡す
一回試しただけでは分かりません。新しいものを触っているうちは、多少面倒でも気にならないので。
比べるなら、別々の題材を書かせないほうが見えます。たとえば「帰りに新しいアイスを買った。思っていた味と違った。でも結局全部食べた」という同じメモを二つに渡して、指示も同じにする。
そこで見るのは、どちらが文学的にうまいか?ではありません。自分が使わない言葉はいくつあったか。長すぎなかったか。最初と最後をどのくらい直したか。投稿できる形になるまで、どちらが楽だったか。
一つの出力を眺めて選ぶより、同じ材料で二本作って両方直したほうが、差ははっきり出ます。
指示を使い回せるか?
最初に見るのはここです。
一人称、お客さんの呼び方、文章の長さ、よく使う語尾、使ってほしくない言葉。毎回同じ条件を入れることになるので、これを打ち直し続けるかどうかで手間がまったく変わります。
指示を残して再利用する方法は、AIによって違います。専用の指示欄があるもの、用途ごとの設定を作れるもの、同じ目的で繰り返し使う場所を作れるもの。名前を覚える必要はなくて、できるかどうかだけ見れば足ります。
説明を読むだけでは足りない部分もあります。保存できると書いてあっても、会話が長くなると効かなくなるものもあるので、自分の設定を入れて何本か書かせてみるほうが早いです。
ただし、ここに保存するのは書き方の情報だけです。「一人称は私」「300字くらい」「この言葉は使わない」なら残して使えます。店名、源氏名、お客さんの名前、出勤予定のような情報まで、毎回使う指示として保存する必要はありません。
履歴と通知は最初に見る
文章を作る機能とは別ですが、あとから変えにくいのでここも早めに見ます。
AIとの会話には、日記の下書きがそのまま残ります。スマホの通知に会話の内容が出るのか。履歴がどこに並ぶのか。不要な会話を消せるのか。履歴を残さず使う方法があるのか。
家族と端末を共有している人もいますし、待機中に画面を人から見られる場面もあります。使い始めてから「こんなところに残っていた」と気づくほうが気が重いです。
最初に一度確認しておけば、その後は毎回考えなくて済みます。
スマホだけで終わるか?
写メ日記を書くのは、落ち着いてパソコンの前にいる時間とは限りません。出勤前だったり、移動中だったり、待機中だったりする。
アプリでもブラウザでも構いません。自分の端末で開きやすく、前の会話を探しやすく、文章を取り出しやすければ使えます。
音声で出来事を入れる人なら、その使い方も一度試しておくといいです。電車を降りる前に思いついたことを話しておいて、あとで文章にする。こういう使い方が楽なら、文章そのものの小さな性能差より効きます。
入力の扱いを確認できるか?
入力した会話が保存される期間や、サービスの改善に使われるかどうか、その設定をどこで変えられるかはAIによって違います。細かい規約を全部覚える必要はなくて、自分が使うものについて設定画面と公式の説明を一度だけ見ておけば足ります。
ただ、設定があるから何でも入れていい、という話にはなりません。日記を書くのに本当の店名やお客さんのDM全文が必要なければ、入力しないほうが簡単です。何を入れずに使うかはAIに写メ日記を書かせるとき入れてはいけない情報にまとめています。
料金は最後でいい
最初から有料にする必要があるかどうかは、使ってから決められます。
無料の範囲で何本か作ってみて、利用回数の制限に毎日止められる、使いたい機能が足りない、手間を減らすには有料機能が要る、と分かった時点で料金を見る。先に払うと、何のために払っているのかが分からないままになります。
反対に、無料のまま使うこと自体を目的にする必要もありません。毎日の作業がはっきり減るなら、その差に払うという考え方もできます。
最初の一つにこだわらなくていい
最初に選んだAIを、ずっと使い続ける必要はありません。
自分の一人称、呼び方、文章の長さ、使わない言葉をメモとして手元に残しておけば、そのまま別のAIへ移せます。設定をAIの中だけに作らないことです。自分側にも一枚残しておく。
そうしておけば、新しいものが出たときに乗り換えるのは、そのメモを貼り直すだけで終わります。最初の一つを決めるところに時間をかけるより、そちらを先に作っておくほうが結局は早いです。
写メ日記とプロフィールの全体の考え方は写メ日記とプロフィールのまとめにて。

