読んでもらえる写メ日記と流される写メ日記の違い

同じ日に書いた二本でも、片方にだけ反応が返る日があります。写真も文字数もそう変わらないのに、片方は内容に触れた反応があり、片方は開かれた形跡だけが残る。

流された方が長かったのかというと、そうでもありません。短くても流れるし、長くても読まれるものは読まれます。差が出るのは、最初の数行と、そこに置いた情報です。

写メ日記は、長く向き合ってもらう画面ではありません。移動中、待ち合わせの前、寝る直前。片手で流している途中に、続きを読む理由が見つかるかで分かれます。

出勤表と同じ情報だけでは先がない

いちばん流れやすいのは、予定だけの日記です。

今日は何時から出ています。何時まで空いています。待っています。

情報は正しくても、同じ内容が出勤表に載っています。日記を開いたお客さんには、新しく分かったことがありません。二回同じ案内を見た形になり、次からは出勤表だけ確認すれば足りるようになります。

予定を書くなら、その前後に出勤表へ載らないものを一つ置きます。今日の髪型、店へ向かう途中で見たもの、今朝から考えていたこと。出勤時間が同じでも、その一つがあれば日記として残ります。

予定しか書いていない日記は、日記の枠を使って出勤表をもう一度出している状態です。

開かれる回数そのものが少ない時は、一本の中身ではなく、一覧に並んだ形がそろっているのかもしれません。見分け方は同じ内容ばかりになる写メ日記の直し方にまとめました。

「みなさん」で始めると宛先が消える

「みなさん」から始まる文章は、誰に向けて書いたのかが見えません。今日も暑いですね。体調に気をつけてください。間違ったことは書いていないのに、誰が書いても同じ文章になります。

宛先は少し狭くします。「昨日来てくれたお客さんへ」「初めて来るお客さんへ」「夜遅い時間に来ることが多いお客さんへ」。当てはまる人には、自分に関係する話として届きます。

全員が同じ天気の話をしている中では、宛先が見える文章だけが誰の日記か分かる形で残ります。当てはまらないお客さんも、人に向けて書かれた文章を外から覗く形で読めます。全員へ広げるより、入口を一つ作った方が文章は届きます。

感想の前に具体例を一つ置く

流される日記に多いのは、感想だけで終わる形です。楽しかったです。うれしかったです。ありがとうございました。

お客さんは、何があったのかを知らないまま感想だけ渡されています。出来事を共有していない人には、前後のない定型文に見えます。

具体例を一つ置くと、その日の形ができます。何を話したか、何に笑ったか、どんな言葉が残ったか。一つの場面があれば、感想を長く重ねなくても楽しさは伝わります。

書く時に迷うのが、どこまで書いていいか?です。名前、時間、場所、持ち物を重ねると、誰の話か分かる情報になります。線の引き方はAIに写メ日記を書かせる時入れてはいけない情報に整理しました。日記に残すのは一つの場面だけで足ります。

読まれた日記は受付で分かる

日記が読まれたかは、閲覧数だけでは判断できません。開いた数が分かっても、最後まで読まれた人数までは出ないからです。

もっとはっきり店へ伝わる場面があります。予約の電話(受付)で、日記の内容が話に出た時です。「あの話の続きが気になった」「書いてあった場所へ行ってみた」。電話を受けた店員は、その言葉でどの日記が残ったのかを知ります。

その時、お客さんが覚えているのは文字数ではありません。名前や投稿日は忘れていても、何があったかは残っている。具体が一つ入った日記は、その一か所から電話や次の会話へ戻ってきます。

途中で閉じられる原因は画面(読みやすさ)にもある

改行のない文章が画面いっぱいに続くと、中身へ入る前に重く見えます。文章が悪いのではなく、片手で読む画面に対して塊が大きすぎます。

二、三文で段落を切り、段落の間に一行空けます。絵文字を区切りとして並べるより、余白で話の切れ目を見せた方が分かりやすい。長い段落の間に短い一文が入ると、次に読む場所も見つかります。

切る場所は、息継ぎではなく話が変わるところです。一文ごとに改行すると読みやすく見えますが、全部が同じ間隔で並ぶので、どこが山なのか分からなくなります。写真を何枚か入れる日は、最後にまとめず、話の切れ目に一枚ずつ置くと、そこで一度目が止まります。

書き終えたら、投稿画面ではなく、自分のスマートフォンで公開された日記を開きます。直すのは文章ではなく、最初に画面を埋めている塊だけだったりします。

最後の一行に次の話題を残す

「また明日も頑張ります」で終わると、その日の話はそこで完結します。予定を伝える日記なら、それで役目を終えています。

出来事を書いた日は、次に触れられる場所を一つ残せます。「まだ食べていないので、次に感想を書きます」「教えてもらった場所へ今度行ってみます」。返事を求める質問にしなくても、続きがあることは伝わります。

常連さんや本指にとって、写メ日記は次に会う時の話題帳にもなります。最後の一行に続きがあれば、会った時に「あれどうだった?」と戻れる。締めは、次の会話に使う材料を置ける場所です。

何でも続きものにすると、今度はそれが同じ型になります。本当に次がある話だけを少し開けておく。そのくらいが残ります。

写メ日記とプロフィール全体の考え方は、写メ日記とプロフィールのまとめにて。