風俗店の面接の際に聞くべきこと・聞かなくていいこと

面接の前の晩、スマホのメモに聞きたいことを書き出してみる。保証のこと、お給料のこと、写真のこと。書いているうちに、こんなに聞いたら面倒な人だと思われないか?聞いたことで印象が悪くならないか?と手が止まります。

当日は店の説明を聞いているうちに時間が過ぎて、最後に「何か質問ありますか」と聞かれる。頭が真っ白になって「大丈夫です」と答え、帰りの電車でメモを開くと半分も聞けていない。条件が気になり始めるのは、たいてい面接が終わったあ後です。

面接は店側だけが判断する時間ではない

店は面接で、写真と実際の印象、話し方、出勤できる曜日や時間などを確かめます。同じ時間にこちらも、求人だけでは分からなかった条件を聞けます。入店したあとに毎回関わることほど、この場で確かめておく意味があります。

何でも細かく質問するという話ではありません。面接の時間には限りがあるので、入店後に変えにくい条件から聞きます。お金、出勤と休み、仕事の受け方、写真や個人情報。このあたりまで分かれば、体験入店へ進むか考える材料はかなりそろいます。

最初に聞くのはお金の計算と受け取り

保証があるなら、金額をもう一度聞くより、何を満たした日に保証が付くのかを確かめます。バック表を見せてもらったら、「一日出勤したときに必ず引かれるものはありますか」「一本ごとに引かれるものはありますか」と分けて聞く。保証やバックの数字は求人にも出ますが、その数字だけでは一日の精算額までは分かりません。数字の高い低いをその場で判断するより、あとで自分で計算できる材料を持ち帰ります。

次に聞くのが、いつ精算されるのかです。その日の終わりなのか、週ごとか月ごとか、現金なのか振り込みなのか、明細は出るのか。この部分は働き始めてから毎回関わるので、「給料について何かありますか」と広く聞くより、一つずつ分けて聞くと答えを残しやすくなります。

出勤と休みの決まりを聞く

出勤については、自分で希望日を出すのか、最低の日数や時間が決まっているのかを聞きます。シフトを何日前までに出すのか、後から変えられるのかも、普段の生活と合わせるときに差が出るところです。昼の仕事や家の事情がある人ほど、求人にある「自由出勤」の一言だけでは判断できません。

休むときの扱いもここで聞きます。当日欠勤や遅刻をしたときに、保証が外れるのか、精算に別の扱いが入るのか、連絡は何時までに誰へ入れるのか。「罰金」や「ペナルティ」と説明された場合も、その言葉だけで終わらせず、どんな条件で何が起きるのかを確かめます。

体調を崩した日に初めて店へ聞くと、休むこととお金のことを同時に考えることになります。いつも通り出勤できなかった日の扱いまで分かっていれば、予定を組む段階で無理がある店かどうかも見えてきます。

待機と仕事の受け方を聞く

待機は、仕事が入っていない時間をどこで過ごすのかを聞きます。店の待機室なら個室か共用か、自宅待機があるなら呼ばれてから何分くらいで出る必要があるのか。送迎を使うなら、対応する範囲と料金も同じところで確かめられます。

仕事については、自分が受けないと決めているものを先に伝えます。受けたくないコースやオプション、会いたくないお客さんを断ったときに、保証など別の条件に響くのか。顔出しをしない、写メ日記の本数に上限を決めているといった条件があるなら、それも入店前にすり合わせます。

「何でも大丈夫です」と答えて入ったあとから条件を増やすと、最初に聞いていた話とずれます。反対に、自分が外せないものが最初から分かっていれば、その条件を受けられる店かどうかを面接の場で確かめられます。

写真と個人情報の扱いを聞く

宣材写真は、どこへ載せる予定なのかを聞きます。店の公式サイトだけなのか、情報サイトやSNSにも出すのか、顔をどこまで隠せるのか。載せる地域を限りたい事情があるなら、その対応ができるかも撮影前に確かめます。

家族や昼の職場への対策が必要なら、外から店へ問い合わせが来たときの対応も聞いておきます。在籍確認の電話など、自分が実際に困りそうな場面をそのまま伝えれば、店がどこまで対応するのかを具体的に聞けます。

身分証については、何を確かめて、どの書類をコピーするのかを聞きます。性風俗店には、働く人の生年月日などを確かめて名簿に残す決まりがあるので、本人確認そのものを避ける話ではありません。そのうえで、決まりとして必要な記録と店が独自に残すコピーを分け、誰が扱うのか、何に使うのかを確かめます。名簿は辞めたあとも一定の期間残す決まりになっているので、辞めればすぐに消えるものではない、ということも知っておくと話が早く済みます。

退店した後の写真やプロフィールも、この流れで聞けます。サイトやSNSからいつ外すのか、こちらから連絡が必要なのか。入るときの写真の話と辞めるときの削除を同じ場で聞いておくと、載せる始まりと終わりがつながります。

店に聞いても判断材料にならないこと

在籍している女性の人数、一番売れている人の本数、その人が月にいくら稼いでいるか。こうした数字は聞けても、自分が同じ数字になる根拠にはなりません。写真、出勤時間、本指の数が違う人の実績を、自分の見込み額として使うことはできないからです。

「この店は稼げますか」「お客さんはいい人が多いですか」といった質問も、答える側の評価が入ります。同じことを知りたいなら、「新人期間が終わったあともサイトの掲載位置は同じですか」「断ったお客さんがいた場合はどう扱いますか」のように、店の決まりを聞く形に変えます。新人として扱われる時期については新人期間に予約が入りやすい理由で整理しています。

求人に書いてある言葉をそのまま読み上げても、新しく分かることは増えません。「保証ありますよね」ではなく対象になる条件を聞き、「自由出勤ですよね」ではなく最低日数や提出期限を聞く。求人広告で見える部分と見えない部分の違いは求人広告と実際の現場に差が生まれる理由にまとめています。

メモは質問より答えを残すために使う

スマホのメモは、面接で読むためだけに作るものではありません。質問の下に答えを書ける空白を残しておくと、帰ってから店同士を比べるときに使えます。保証、控除、出勤、休み、写真と項目を分けておけば、話の途中で順番が前後しても埋められます。

聞いた条件がメッセージや書面にもあるなら、それも残しておきます。口で聞いた内容は、その日のうちに自分の言葉でメモへ足す。あとから分からなくなったときに、「たしかこんな話だった」と記憶だけを頼りにすることが減ります。全部を聞き切れなかった場合も、空欄がそのまま残るので、体験入店の前にもう一度聞くのか、分からないまま進むのかを自分で選べます。

帰りの電車でメモを開いたとき

面接が終わって電車に乗り、行く前に作ったメモをもう一度開く。保証の横には対象になる出勤時間が書いてあり、休みの欄には連絡の期限があり、写真の欄には載る場所が残っている。そこで一つ空欄があれば、次に店へ連絡するときに聞くことも決まります。「何か質問ありますか」にうまく答えられたかどうかより、帰ってから入るかどうかを考えられるだけの答えがメモに残っているかどうか。面接で一番持ち帰りたいのは、そのメモです。