プロフィールの写真を替えたほうがいいのかもしれない、と思う時期があります。
指名が減ってきた。他の在籍者の写真が新しくなった。自分の写真だけ前の髪型のままになっている。ただ、いざ撮り直すとなると、店に頼むのか自分で探すのか、いくら掛かるのか、何を用意するのかが一度に出てきます。
宣材写真は、撮る技術より前に決めることが多い場所です。撮影日を押さえる前に整理しておくと、途中で選び直すことが減ります。
撮り直すかどうかは実物とのずれで決まる
今の写真が良いか悪いかだけで考えると、なかなか答えが出ません。自分の写真は見慣れているので、少しずつ開いた差には気付きにくいからです。先に見るのは、写真と今の自分がどのくらい離れているかです。
髪型、髪色、体型、普段の雰囲気が変わっていれば、写真そのものの出来が悪くなくても撮り直す理由になります。反対に、半年前の写真でも今とほとんど変わらないなら、古いというだけで替える必要はありません。
予約が落ちた時も、原因が写真とは限りません。プロフィール本文や出勤の時間、媒体上でのお店の掲載位置まで一緒に見ると、どこが動いたのかを切り分けられます。写真を先に替えてしまうと、何が変わって戻ったのかが分からなくなります。
もう一つ見るのが、店のページに並べた時のずれです。周りの写真の撮り方や背景が変わり、自分だけ以前の見せ方で残っていると、単体では悪くなくても古く見えることがあります。
撮り直すと決めても、その日に替わるわけではありません。店の撮影日、外部サービスの予約、加工、店側での差し替えまで時間が掛かるので、使いたい日が決まっているなら少し前から動きます。
店で撮るか外で頼むかは使う範囲で選ぶ
店の撮影は、その店の掲載ページで使うところまでが最初からつながっています。店がよく使う構図や掲載枠も分かっているので、今の店で使う一枚を用意したい時には話が早いです。
外で頼む場合は自分で費用を出しますが、納品されたデータを自分で管理できるサービスもあります。移籍後やSNSでも使いたいなら、店の掲載だけで終わらない写真を持つ意味が出てきます。
ここは、店撮影と外部撮影のどちらが上かではありません。
今の店で使う写真が要るのか、この先も自分で持っていたいのか。その違いで選ぶ先が変わります。
頼むかどうかで止まっている段階なら、宣材写真の撮影を頼む前に確認することに判断の材料をまとめています。
外で頼む時は、表示されている撮影料金だけでは決まりません。ヘアメイク、スタジオ、衣装、レタッチ、納品枚数が別料金なら、最後に払う金額は変わります。予約する前に「合計」で聞いておくと、後から追加されません。
何がどこまで含まれているかの見方は、宣材写真の撮影サービスを選ぶ基準で比べています。
店とお客さんでは写真を見る理由が違う
同じ宣材写真でも、お客さんと店側では見ている理由が少し違います。
お客さんにとっては、会ってみたいと思えるかを決める材料です。顔だけではなく、表情、服装、写真全体の雰囲気から、自分の好みに合う人かを見ています。
店側には別の確認があります。その写真で案内して、実際に会った時に大きなずれが出ないかです。写真と実物が離れすぎれば、お客さんから出た違和感は店側にも戻ってきます。
だから、店から撮り直しを勧められた時も、「今の写真が下手だから」とは限りません。今の見た目とのずれや、店のページで案内しにくくなっていることが理由の場合もあります。
この二つは普段は同じ方向を向きます。分かれやすいのが加工です。写真だけを見た時の理想を上げるほど、実際に会った時との差も大きくできます。
どこが同じでどこがずれるかは、宣材写真で店とお客さんが見る部分の違いで分けて書きました。
会った時に差が分かる程度の加工で済ませる
明るさ、色、肌の見え方を整える加工と、顔や体の形を変える加工は分けて考えます。前者を気にする人は、お客さんの側にもあまりいません。
判断しにくくなるのは、輪郭、目の大きさ、鼻、体型のように、実際に会えば分かる部分を動かし始めた時です。加工した写真だけを何度も見ていると目が慣れるので、自分では差が分からなくなってきます。
その後どうなるかは写真を加工しすぎると起きてしまうことにまとめました。
その時は、同じ日に撮った加工前の写真と並べます。宣材だけを単独で見て「盛れているか」を考えるより、当日の自分とどのくらい離れたかを見るほうが判断できます。基準を今の顔ではなく、撮った日の記録に置く形です。
写真だけでなく、プロフィールや写メ日記とのつながりもあります。落ち着いた写真なのに文章ではかなり賑やか、あるいはその逆だと、読んだ人が同じ人物像を作りにくくなります。どこまでそろえるかは、写真と本文の印象がそろわないと起きることで扱っています。
当日にできることは多くない
撮影当日に変えられることは、それほど多くありません。衣装、髪、メイクをどうするかは、撮影日より前に決めておく部分です。
ヘアメイクを頼むかもここで考えます。普段の雰囲気をそのまま残したいなら自分で整える形がありますし、撮影用に見え方を調整したいなら、撮影に慣れたヘアメイクへ頼む形もあります。
カメラマンへ伝える内容も同じです。どこで使う写真なのか、明るく見せたいのか落ち着いて見せたいのか、写したくない部分があるのか。ここが曖昧なままだと、きれいに撮れていても欲しかった写真とは違うことがあります。
当日にできるのは、そこまでに決めたものを持っていくことです。寝不足やむくみも写真には出るので、前日は予定を詰め込みすぎないくらいで考えておきます。
何をどう伝えるかはカメラマンに撮影前に伝えることに書きました。
頼むかどうか、頼む先については宣材写真のヘアメイクを頼むか自分でやるかで扱っています。
受け取る条件は撮る前にも確認する
撮影後に確認することの多くは、本当は予約前にも確認できます。何枚納品されるのか、加工は料金に入っているのか、元データも受け取れるのか、ダウンロードに期限があるのか。
特に外部へ頼む時は、「撮影してもらえる」だけで決めず、最後に何が自分の手元へ残るかまで見ておきます。
受け取る時に確認する項目は撮影データの受け取り方と保存条件に一覧にしました。
受け取ったデータに期限があるなら、そのままにせず保存します。スマホの中だけに置くと、機種変更や紛失の時に写真まで一緒に失うので、仕事の写真をどこへ置くかは仕事の写真を保存するクラウドの選び方にまとめています。
もう一つ確認するのが利用範囲です。店の掲載だけなのか、自分のSNSや移籍後のプロフィールにも使えるのかは、撮影先の条件によって違います。
撮った後に使いたい場所が増えても、最初の条件は変わりません。自分で長く使うつもりなら、写真の出来と同じくらい、納品されるデータと使える範囲を見ておきます。
撮影日より先に写真の行き先を決める
迷った時は、カメラマンやスタジオを探すところから始めなくても大丈夫です。先に決めるのは、その写真をどこで使うのかです。
今の店だけで使うのか。自分でデータを持って、この先も使えるものにするのか。そこが決まれば、店の撮影で済ませるのか、外で頼む意味があるのかが見えてきます。
宣材写真は完成して手にとるまでの時間よりも、その後に使う期間のほうが長いです。予約する場所より先に、撮った後の行き先を決めておくと迷いが減ります。

