撮影を頼もうかと考え始めると、最初に引っかかるのはかかる費用です。撮影だけで終わらず、ヘアメイクや加工まで付ければ金額は上がります。その分だけ今後の予約が増えるのかは、撮る前には分かりません。
周りの写真が新しくなると、自分も替えたくなります。ただ、撮影を頼む理由がある時と、今の写真でもまだ十分な時があります。
予約が動いている時は急がない
今の写真で指名や予約が大きく落ちていないなら、急いで撮り直す理由は強くありません。写真と実物に大きな差がなく、店側からも撮り直しの話が出ていなければ、数万円を使う前に様子を見る選択があります。
反対に予約が落ちている時も、それだけで写真が原因とは決まりません。出勤する曜日や時間が変わった、掲載される位置が変わった、日記の更新が減った。写真を替えていない期間に、別の条件が影響していることがあります。
店によってはプロフィールの閲覧数などを確認できる場合があります。数字が見られない店でも、最近ページを見られているか、問い合わせの反応が変わったかをスタッフへ聞けます。開かれた回数と予約の数は別の話なので、どちらが落ちているのかで見る場所が変わります。
撮影前に知りたいのは、写真を替えていない間に何が変わったのかです。そこを一度分けておくと、撮影後に予約が戻っても「写真を替えたから」と全部を一つにまとめずに済みます。
自分で撮れる範囲と頼む範囲
写メ日記なら、スマホで撮った写真でも回せます。明るい場所を選び、背景を片付けて、何枚か撮った中から選ぶ。それだけでも毎日の写真としては使えます。
宣材写真では少し条件が増えます。店の掲載枠へ合わせることになり、全身、上半身、横長など複数の形で使われることもあります。一枚できれいに撮れても、それだけで全部の枠は埋まりません。
自分で撮る時に難しいのは、撮っている最中の修正です。スマホを近くに持った自撮りでは距離が短くなり、実際に人から見られる時とは顔の見え方も変わります。三脚とタイマーを使えば距離は取れますが、姿勢や髪、服のずれまで一人で確認しながら何度も撮り直すことになります。
ここにお金を払う意味があります。
カメラそのものより、自分では見えないところを撮りながら直してもらう。何枚かの用途を考えて残す。そこまで求めるなら、誰かに撮影を頼む理由が出てきます。
撮影にお金をかける理由が出る時期
判断しやすいのは、仕事の条件が変わる時です。
髪型や髪色、体型が変わり、掲載中の写真と実物が離れてきた時は分かりやすいところです。店側から撮り直しを勧められた場合も、単に写真の出来を評価しているとは限りません。案内する時に今の見た目とのずれを感じているなら、その理由を聞いてみる価値があります。
新人期間が終わる頃も、一度見直す時期にはなります。店によって扱いは違いますが、新人としての掲載や押し出しが弱まり、通常の在籍者と同じ並びに近づくところがあります。それまで予約が入っていた理由の一部が外れた後で、プロフィール全体を見直せます。
移籍を考えている時は、別の理由があります。店が用意した撮影データを退店後や別の店でも使えるかどうかは、店によって扱いが違います。この先も仕事を続けるなら、自分で管理できる写真を一度持っておく意味が出てきます。
反対に、近いうちに髪型を大きく変える、体型を変えている途中、移籍先で新しく撮影する予定がある。この状態なら、今撮っても使える期間が短くなります。
撮影する理由だけでなく、今は撮らない理由もここで見えてきます。
費用は総額と使う期間で考える
撮影料金だけを見ると、高いか安いかしか残りません。実際に払うのは、撮影に加えてヘアメイク、スタジオ、衣装、レタッチなどを含めた金額です。
まず見るのは総額です。そのうえで、その写真をどのくらい使う予定なのかを考えます。今の店で一年近く使うのか、数か月後には移籍する可能性があるのかでは、同じ料金でも意味が違います。
髪型を変えれば早く役目が終わることもありますし、自分でデータを持っていて次の店でも使えるなら期間は伸びます。同じ金額でも、残る期間で重さが変わります。
「指名が何本増えれば元が取れる」と考えたくなりますが、写真だけの結果を後から分けるのは難しいです。同じ時期に出勤や日記、掲載位置も動くからです。
それより、今払う総額に対して、何か月使うつもりなのか。その間に店を変える予定や見た目を変える予定がないか。撮る前に分かる数字で考えるほうが判断はぶれません。
撮影サービスごとの料金を比べる時も、表示価格ではなく、最後に足されるものまで含めて見ます。
頼まない時に工夫できるもの
今回は撮影を頼まない、と決めても、今の写真をそのままにしなくて済みます。
以前の撮影データが残っているなら、まだ掲載していない写真を見直せます。何十枚か納品されていて、その中から数枚しか使っていないこともあります。現在の一枚と表情や構図が違えば、差し替えられるか店へ確認できます。
同じ写真でも、掲載する位置やトリミングで見え方は変わります。ただし、元の画像を無理に拡大すると粗くなるので、店側で使えるデータなのかを確認してから動かします。
写真以外にも変えられる場所があります。プロフィールの文章、出勤予定、写メ日記が以前のままなら、写真だけ新しくしてもプロフィール全体の印象は大きく動きません。お客さんがプロフィールのどこから見ているかは、プロフィールでお客さんが最初に見る部分にまとめています。
撮影費を出さない期間は、何もしない期間ではありません。手元にあるものを動かして反応が変わるなら、それも次に撮影するか決める材料になります。
撮る理由が一つ決まってから予約する
「写真が古い気がする」だけだと、撮影先を選ぶところでも迷います。
実物との差をなくしたい。新人としての押し出しが終わった後の写真を作りたい。今の店だけではなく、この先も自分で使えるデータを持ちたい。このくらいまで理由が具体的になると、撮影時に何を頼むのかも決まります。
反対に、予約は変わっていない、今の自分とも離れていない、数か月後には見た目や店が変わる予定がある。その状態なら、周りが撮り直したことだけを理由に急ぐ必要はありません。
宣材写真は、新しくした回数が多いほど良くなるものではありません。何を変えるために撮るのかが一つ決まってから予約すると、撮った後に「結局どこが変わったんだろう」と疑問に思うことが減ります。

